解決事例
2025/08/21

【不動産分野に強み】評価7億程度だった遺産を30億で換価し遺産分割を纏めた事例

遺産分割 60代 女性
遺産の種類 不動産、現金、預貯金、有価証券
依頼者の立場 被相続人の娘
被相続人 依頼者の父
紛争相手 依頼者の兄弟
回収金額・経済的利益
200,000

ご依頼前の状況

5名の相続人の方々がいらっしゃいました。その中で、被相続人の方と同居されていた相続人の方が遺産分割協議を主導されており、独自の計算に基づき、他の相続人の方々にとって不利と思われる遺産分割案を提示されていました。この案にご納得いただけなかったため、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

ご依頼内容

生前の預金の使い込みや祭祀財産の承継など、様々な問題がございましたが、最も重要だったのは、遺産の大部分を占める不動産の評価と取り扱いでした。当事務所は不動産案件を得意としており、その経験とネットワークを活かして、不動産を適正価格で評価し、相続人の方々全員が公平に遺産を受け取れるよう尽力してほしいとのご依頼でした。

当事務所の対応と結果

当事務所は遺産分割協議を提案し、不動産については相続人全員で一旦共有とし、その後入札形式で最も好条件の提示があった買主に売却し、最終的に売却金を分配する内容で協議書を作成いたしました。

被相続人の方のご自宅とその周辺の土地を合わせるとマンション用地として活用できる可能性があったため、このプランを前提として、提携する不動産業者を通じて広範囲(約100社)に打診を行いました。その結果、当初7億円弱と評価されていた物件を、約30億円で売却することができました。

その他の不動産についても、当初の想定よりも2倍から2.5倍近くの金額で売却することができたため、協議が決裂するほど揉めることもなく、調停に発展することなく円満に解決に至りました。

© 弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所 川崎支店